『H2~君といた日々』(2005年)はセカチューブームを巻き起こした『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)に引き続き、山田孝之の主演ドラマである。この作品は彼のキャリアを語る上では地味な位置づけかもしれない。ただ、役者としてはますます好きになった。そして、Kが歌う主題歌『over…』は大ヒット、心に残った。
柴咲コウは『白夜行』の主題歌『影』で見事に物語の世界観を表現
DVDレコーダーを購入後はおまかせ録画に「H2」と入力したままにした
当時はDVDレコーダーを持っていなかったのか、このドラマが好きだったのに放送を録画保存していない。後にレコーダーのおまかせ録画機能で「H2」と入力しておいたが、再放送はなかったので録画することは叶わなかった。あらためて無料配信を確認したが、なかったので見返す機会は失われたまま。ここから先は当時の記憶を頼りに綴っていく。
怪我で挫折した主人公の無力感といい意味で妙な空気感が漂っていた
主人公の国見比呂(山田孝之)は中学時代に関東大会で優勝したピッチャーだった。しかし、怪我によって野球を断念。高校ではサッカー部に所属する。そんな彼の無力感といい意味で妙な空気感が漂っていた。堤幸彦の演出(初回のみ)によるものが大きかったと思う。
主人公の幼馴染役を演じた市川由衣には回を追うごとに惹かれていった
山田孝之は相変わらずよかったが、他のキャストで印象に残ったのは雨宮ひかりを演じた市川由衣である。このドラマで初めて彼女を見た。比呂の幼馴染。橘英雄(田中幸太朗)と付き合いながらも、比呂に対する微妙な感情をうまく表現していた。女優として派手さはなかったが、回を追うごとに惹かれていった。
石原さとみは洗練された姿が想像できないほどに垢ぬけないイメージ
ヒロインの古賀春華を演じた石原さとみもこのドラマで初めて見た。こちらはヒロインらしく見た目にカワイイ。ややぽっちゃりして垢ぬけない印象だったが、それが役柄には合っていた。後にあれほど洗練された女優になるとは想像できなかった。山田孝之と同様に石原さとみにとっても、このドラマはキャリアを語る上で重要視はされていないだろう。
エンディングで主題歌を聴き、ドラマの余韻に浸る時間が心地よかった
さて、本題はここからである。ありきたりな野球ドラマではなくて好印象を抱いた中でエンディングを迎え、主題歌の『over…』が流れた。即座に心を掴まれた。予告編では使われていなかったはずなので、初回のエンディングで初めて耳にした。誰が歌っているのか気になって調べるとKという無名の韓国人アーティスト。『over…』は本編では使われていなかったと思う。だから、普段は録画したドラマのオープニングやエンディングは早送りすることが多いが、この作品では毎回エンディングをしっかり見ていた。曲を聴きながらドラマの余韻に浸る時間が心地よかった。
K自身に対して関心はないが、『over…』はいま聴いてもいい曲
その後、Kは『1リットルの涙』(2005年)の主題歌『Only Human』も大ヒット。2014年には関根麻里との結婚が話題になった。以上、Kについての記憶はここまで。現在の活動状況は知らないし、特別に追いかけたいとも思っていない。ただ、『over…』はいま聴いてもいい曲だ。好きだった『H2~君といた日々』と結びつき、記憶に残り続けている。

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